歯科コンサルブログ歯科総合コンサルティング
医療広告ガイドラインへの対応が急務
医療広告ガイドラインが2018年6月1日に施行され、大変注目されています。
これまで、医療法上の広告規制は、CM、看板、チラシなどを対象としていて、ホームページは対象外になっていました。それが今回の改正で、自院のWEBサイト、ブログ、SNSなども対象となったのです。歯科医院様においては、早期対応が求められます。
例えば、
- 芸能人など有名人の利用実績
- 患者様の感想・評価
- ビフォーアフター写真
- 「できる限り痛くない治療を目指します(99%以上の満足度)。」といった表現
- 「痛くない治療を行います。」といった科学的な根拠のない表現
- 「日本一の」、「最高の」といった比較表現
は修正が必要です。
また、注意が必要な点は、過去制作したページを含めて修正が必要だということです。その他、自院のサイトではなくとも、口コミサイトに歯科医院がお金を支払って投稿させた評価記事なども、規制の対象になります。
今回の医療広告ガイドラインは、詳細で抜け道の少ない規制となっています。
このような規制ができたのは、それだけ患者さんに不利益になるサイトが多かったからです。実際、規模の大きい口コミサイトや医療系情報サイトが乱立し過ぎて、患者さんが個別の医院サイトになかなか辿り着けない状態になっていました。今後は、問題があるサイトは減っていきますので、オフィシャルサイトで、患者さんに正しい情報発信をしている歯科医院様にとっては、むしろ有利になっていくはずです。
定期健診推進によるリピーター獲得
歯が痛い、冷たいものがしみて辛いといった症状が現れた時にだけ歯科医院を訪れる患者様、その比率はどのくらいいらっしゃりますか?もっと早くご来院頂いておけば、ここまでの治療は必要がなかったはずなのに・・・ということはとても多いのが現実です。
お忙しい中であっても、できれば3ヶ月間~半年間に1度は歯科医院での定期健診を受診して欲しい。なのに、それがなかなか浸透しないといったお困り事はございませんか?
歯科医院経営におけるリピーター獲得に欠かせないもの、それが定期健診の推進です。
例えば、定期健診推進告知用のポスターや歯の健康を保つための瓦版の設置がおススメです。
歯の健康を保つための瓦版とは例えば、次のようなちょっとした読み物のことです。
「歯の健康を保つためにご自身でできる、簡単な取り組みと致しましては、毎食後、キシリトール配合ガムを噛むという方法があります。コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで簡単に入手できますし、おやつ感覚で楽しむこともできます。お薬が嫌いなお子様でも、キシリトール配合ガムは喜んで受け入れてくれるといった、お母様にとっては助かるメリットもあります。
キシリトールは、天然の甘味料で安全な食品です。そして、キシリトールは虫歯の原因菌によって代謝されず、酸も産生しない特徴があります。また、唾液の分泌量を増やし、唾液中のカルシウム濃度を高く保つ作用もございます。更に、キシリトールガムを日常的に使用していくと、プラーク中の細菌の構成が変わり、次第に虫歯になりにくくなる効果も期待できます。
キシリトール配合ガムなどで日頃から歯の健康を気遣っておられる方でも、3ヶ月間に1度程度の定期健診をお勧めしています。」
ちょっとしたことですが、待合室での読み物として目を通して下さる方も多いので、おススメです。